虫刺されについて
今年もジメジメした梅雨の季節がやってきました。
これから徐々に暑さも増し本格的な夏がやってきます。
暑くなるにつれ虫たちの活動は活発になります。
みなさまの中にも、すでに虫に刺されてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当院でも虫刺されによる「かゆみ」や「腫れ」などの症状を訴えてご来院される患者様が増えてきました。
「蚊」はもちろんのこと、最近では「毛虫」などによる皮膚炎の方が多くみられます。
直接触っていなくても、木のお手入れをしたり、公園などで遊んでいる際、風で飛んできた毛虫の毛がいつのまにか皮膚に付着することによって引き起こされることもあります。
木々の多い場所に行く際は、特に注意しましょう。
また肌に異常がでた際は自己判断せずに当院までご相談ください。
2016年6月14日6:44 PM
もしかして 水イボ?
お子さまのからだに光沢のある小さなブツブツができていませんか?
もしかしたらそれは水イボかもしれません。水イボは伝染性軟属腫というウイルスが原因で起こる皮膚感染症で、子どもに多い病気です。
放置しても自然に治りますが、長期間(6カ月~5年)かかります。その間に他に場所うつったり、他の人にうつしたりすることがあります。
また、かゆみを伴うことがあり、掻き壊してとびひなど他の皮膚感染症にかかったり、アトピー性皮膚炎がひどくなることがあります。
初夏の陽気になりプール開きも近くなりました。園や学校によってはプールに入る際、水イボの摘除の方針をとっているところがあるようです。
当院では麻酔のテープ剤(ペンレステープ)を貼って摘除(ピンセットで摘まんで取る)の処置を予約制で行っております。
心配なご症状がありましたらご相談して下さい。
2016年5月13日2:51 PM春の紫外線対策について
春が訪れ、暖かさを感じる日が多くなってきましたが、
紫外線が急に増えてくる季節でもあります。
夏と比べると対策の意識が乏しく、また乾燥による皮膚のバリア機能も少なく、
夏よりも紫外線の影響を受けやすいことがあります。
また、曇りや雨の日でも晴天時の80%は地上に到達するといわれています。
紫外線によるシミやたるみなどの老化現象を予防するため、
いまこの時期から日焼け対策を意識しましょう。
当クリニックでは日焼け止めのサンプルをご用意しております。
お気軽にご相談ください。
2016年4月18日12:58 PM
アレルギーかなと思ったら……
次の様な症状で困ったことはありませんか?
◯皮膚症状
特定の食べ物を食べた後の 湿疹 や 痒み、じんましん
原因不明の湿疹 や 痒み、じんましん
◯鼻症状
一年中または毎年決まった季節の くしゃみ や水っぽい鼻水、鼻づまり
◯眼症状
一年中または毎年決まった季節の 眼の痒み や充血
このような症状は、アレルギー性疾患の一部かもしれません。
もし、このような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、一度ご来院ください。
当院では先生とご相談の上、アレルギー検査(採血)も行っており、
お心当たりのある方は、ご自身で項目を選ぶこともできます。
また、4月から予め項目は決まっておりますが、39項目まとめて検査できるセットも始まります。
(詳しい内容に関しては、スタッフまでお声掛けください。)
2016年3月25日9:27 AM花粉による皮膚炎について
春も近付き、花粉が気になる季節になりました。
花粉症と聞くと、鼻症状(くしゃみ、鼻水など)や眼症状(眼の痒みなど)などのイメージが強いと思いますが、
最近は花粉が皮膚に影響を与えて皮膚症状が出るという内容がメディアなどでも取り上げられています。
皮膚が炎症を起こし痒みや湿疹がでる症状は、花粉による皮膚炎かもしれません。
花粉の付着を予防する為に….
・皮膚を清潔に保ち、保湿をしっかり行うことで皮膚のバリア機能を高める
・マスクや眼鏡、マフラーなどで花粉が触れるのを避ける
・こまめに部屋を掃除し、アレルギーの原因となる物質を取り除く
痒みが出た時、肌を掻いてしまうと皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
また、春先は気温の変化もあり、肌トラブルや症状の悪化が起こりやすい時期でもあります。
肌トラブルなど、ご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
当院では、アレルギー検査(採血)も行っております。
2016年2月22日9:19 AM低温やけどについて
寒い季節に頼りになるカイロや湯たんぽですが、使い方によっては低温やけどをおこすことがあります。
低温やけどとは、カイロや湯たんぽなど、体温より少し高めの温度(44℃~50℃)のものに長時間
触れ続けることによっておきるヤケドです。症状が見た目にはわかりにくかったり、痛みを感じにくい
ことがあるので、軽傷と勘違いしてしまいがちです。しかし、使い方次第では重症となる場合もある為
注意が必要です。
通常のヤケドは、皮膚の表面に熱源が触れてしまうことで起こります。一方、低温やけどは、皮膚の
奥深くでじっくり進行してしまうので、通常のヤケドよりも治りにくく、通常のヤケドよりも重症になる
ことが多く注意が必要です。
<低温やけどにならないようにするために以下のことに気をつけましょう>
★湯たんぽ・電気あんか
就寝時に足に触れたまま眠ってしまい、翌朝水ぶくれが出来てしまう事が多いようです。
湯たんぽや電気あんかは、就寝前に布団に入れ、布団を温める目的で使用するようにし、就寝時は布団から出すようにしましょう。
★使い捨てカイロ
張るタイプのものは、必ず衣類の上に貼り、同じ箇所に長時間あてないようにしましょう。
また、貼ったまま眠らないように注意しましょう。
★電気毛布
就寝前に電源を入れて温め、就寝時には電源を切るようにして一晩中使用しないようにしましょう。
低温やけどになってしまった時は当院にご相談下さい。
なお、水ぶくれになってしまった場合は潰さないでください。
無理に潰すと雑菌が入ったり、かえって悪化させてしまう可能性がありますのでガーゼで覆って受診してください。
2016年1月20日2:40 PM帯状疱疹について
年末になり、疲れやストレスなどで体の抵抗力が落ち、帯状疱疹の症状で来院される方が増えています。
帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスが原因で発症します。
子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスは長い間神経の中にひそんでおり、
疲れやストレスが溜まったり、抵抗力や免疫力が落ちるとそのウイルスが突然暴れ出し、
痛みとともに帯状疱疹があらわれます。
≪症状≫
最初はチクチクした痛みがおこり、数日するとその部分が赤くなり(紅斑)、やがて水ぶくれ(水疱)になってきます。
10~14日くらいすると水疱はかさぶたになります。
痛みは1~2週間続きよくなる場合と、後遺症としてしばらく残る場合があります。
≪おこりやすい部位≫
帯状疱疹ウイルスは、ひそんでいる神経にそって皮膚に症状があらわれます。
身体や顔の片側に発病します。
●チクチクやピリピリした痛みがある。
●皮膚が赤くなったり(紅斑)、水ぶくれ(水疱)ができている。
このような症状がある方は早目に医師にご相談して下さい。
2015年12月14日5:44 PM保湿剤について
前回の乾燥に続き、今回は保湿剤について紹介します。
お肌の潤いを保つために保湿剤が有効ですが、塗り方にもコツがあります。
保湿剤は、皮膚に潤いを与えたり、水分が逃げないようにする働きをしています。
~使用量~
大人の手のひら約2枚分塗れる目安は、以下のとおりです。
軟膏・クリーム…..大人の人差し指の先から第一関節の長さまで出した量
ローション….. 1円玉くらいの量
ティッシュが皮膚に付く、または皮膚がテカる程度も使用量の目安となります。(保湿剤の種類によって異なる場合もあります。)
~塗り方~
1.手を清潔にして保湿剤をとり、数ヵ所に置く。
2.手のひらでやさしく丁寧に、すりこまないようにして、出来るだけ広い範囲に塗る。(体のしわに沿って塗ると広がりやすくなります。)
保湿剤は皮膚から水分が逃げないように“ふた”の役割を持っている為、入浴後5分以内に水や化粧水で皮膚を軽く湿らせておくと効果的です。
また、軟膏は寒い時期硬くなる為、手のひらで温めて柔らかくしてから塗りましょう。
~乾燥を進行させない為に、日常生活で気を付けること~
・熱いお湯や長風呂は避ける
・体を洗う際は刺激になりにくいよう、石けんを泡立て手でやさしく洗い、よく洗い流す
・空気が乾燥しないよう、加湿器などで適度な湿度を保つ
・肌着はコットンなど刺激の少ないものにする
・痒くてもできるだけ掻かずに、保冷剤などで冷やす
・アルコールや香辛料など体が温まる刺激物は痒みがひどくなるので控えめにする
保湿剤には、保険適用のものと、自費でご購入いただけるスキンケア商品がございます。
皮膚の乾燥でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
2015年11月16日5:34 PMお肌の乾燥が気になる季節になりました。
すっかり秋も深まり、朝晩の気温も低くなると同時にお肌の乾燥も気になる季節となりました。
皆様、お肌の保湿対策は充分に行っていますか?
秋は様々な要因から乾燥によるお肌のダメージを受けやすくなっています。
主な要因としては、
・夏に受けた紫外線のダメージ
・空気の乾燥による肌内部の潤い低下
・季節の変わり目で肌自体がデリケートになっている
・寒さとともに皮脂分泌や新陳代謝機能の低下
などがあげられます。
肌の乾燥・肌トラブルでお困りの方は、早めの受診をおすすめ致します。
当院では、医師の診察を受けていただき、ご症状に合わせて処方する保険適用の保湿剤と、
診察を受けなくても自費でご購入いただけるスキンケア用品があります。
お気軽にご相談ください。
2015年10月13日2:03 PM
気温の低下とともに熱傷(ヤケド)の患者様が増えております。
9月に入り、朝晩肌寒くなりお湯をを使う機会が増えてきました。
最近、ホットプレートや調理中の油・熱湯などキッチン周りでのヤケドや、ヘアアイロン使用時のヤケドでご来院される患者様が増えております。
ヤケドをした際は、病院へ向かう前にまず流水でよく冷やしてください。
流水が難しい場合は容器などに水を溜めたり、保冷剤を清潔なガーゼなどで巻いて冷やしてください。
目安としては、15~30分程度です。
長時間冷やし続けることは体温低下の原因にもなりますので、十分お気を付け下さい。
また、ヤケドをして水疱ができる事がありますが、水疱が出来ても無理に破らないようにしてください。
もし破れてしまった場合には清潔なガーゼなどで保護してください。
最初に冷やすか冷やさないかでその後の経過が変わる事があります。
ヤケドの症状により治療方法が異なる場合がございます。
自己判断で対処せず、慌てずにまずは冷やしてからご来院ください。
2015年9月18日2:57 PM